採用向け社長メッセージ
コマースフォースは、2017年8月2日、私が24歳のときに、原宿の小さなマンションの一室からたった2人でスタートしました。
事業内容すら決めず、まずは仲間が必要だということで、学生時代からの友人と勢いで起業してしまった、そんな状態でした。何をするかが決まったから起業するのではなく、仲間が見つかったから起業するという決断をした私は、まさに当時から「何をするかよりも、誰と働くか」を、直感的に大事にしていたんだと思います。事業内容の何をするかも決まっていない中で、最初からざっくり決めていたことがありました。それは「世の中を変えるような大きな会社にしよう」「日本を代表するようなすごい会社を創ろう」「古巣のテモナやサイバーエージェントのように、未経験の新卒でも会社の主役となって活躍できるメガベンチャーを創ろう」「どうせ起業するなら社員は1万人ぐらいいて、時価総額1兆円を超える上場企業にしたい」、そんな笑われてしまうぐらい大きすぎる夢と希望だけを本気で信じて私は起業しました。
その思いは、あれから7年以上も経ち、本社オフィスを移転し、事業も時代の流れとともに変化し、社員も取引先も増え、「コマースを成功に導くことでEC業界のインフラとなり、時価総額15兆円を超える世界No.1のECプラットフォーマーになる」という壮大なミッション・ビジョンを掲げた今も、全く変わっていません。
実際に今コマースフォースで働いている社員は皆、事業内容の「何をするか」を目的に集まった仲間たちではありません。
「誰と働くか」の会社の文化や価値観や一緒に働く仲間をもとに集った会社です。
会社に入る(会社員になる)ということは、1日の大半の時間をその会社で過ごし、その会社で働く人たちと共にすることになります。
そのため、「この事業をやりたいから入社した(何をするか)」という目的だけをもとに集まった会社の場合、「コロナで事業がうまく行かなくなったから辞めます」「他にやりたいことが見つかったから辞めます」といったように、「何をするか」が変わってしまったら、もはやこの会社にいる理由はなくなります。
しかし「何をするか」より「誰と働くか」を大事にし、会社の価値観に共感した一緒に働きたい人同士が集まっていれば、「一緒に働く仲間が好きだから」「この会社が好きだから」といった理由が発生し、仮に大きな変化を求められるような危機に直面したとしても、もともと事業内容を目的に集まった会社でもなければ、やりたいことを軸に集まった会社でもないので、「この会社には素晴らしい人たちが集まっている。何をするか(目的)を変えたほうがうまくいくんだったらそうしよう。」と、素直に柔軟に早く変化していける強い組織になるはずです。
もちろん、「何をするか」も、とても大事なことだと思います。
実際に私たちは、EC業界という急成長している市場に軸足を置き、コマースの力を成功に導き、EC業界のインフラとなることを目指している会社です。
それでも私は、「何をするか」より「誰と働くか」で選んでくれた人と、一緒に働きたいと思っています。