社名を変更した理由

投稿日: カテゴリー: 社長ブログ

 

2024年7月1日に「社名変更のお知らせ」のニュースにてご報告させていただきました通り、

当社は2024年7月1日より社名を「株式会社コマースフォース(英:Commerceforce, Inc.)」に変更いたしました。

 

 

新社名の発表後、

私の予想を遥かに超える多くの方々から反響を頂き、まずはホッとしています。

 

特に声として多かったのが

「事業内容=社名になっていていいね!」

「なんの事業をやってる会社なのか社名を聞いただけですぐわかる!」

「わかりやすくていい!」

と言っていただけて、とても嬉しいです。

 

たしかにコマースフォースに変えてからは、

会社名=事業内容になっているので、社名を伝えるだけで相手に当社がなんの会社なのかをすぐに理解していただけることが増えたので、

自己紹介も楽になりました。

 

私もコマースフォース、大変気に入っています。

 

最近は聞かれることも減ってきましたが、

社名を変更して3ヶ月間ぐらいは、

「なんで社名を変更されたんですか?」

と多くの方に聞かれ、その度に私の口からもお答えしてきたのですが、

改めて、このブログでも社名変更に至った理由を綴りたいと思います。

 

理由は主に2つ。

 

まず、社名を変更するに至った決定的な理由の1つが、

「株式会社ディール」という同一の社名が国内だけで44社もあったためです。

 

もし、同じ社名が0社だったら変えていなかったと思います。

 

ちなみに、「ディール株式会社」は3社、 英語表記の「Deel」も国内だけでも3社あります。

 

なので、社名を変えたかったという以上に、

今後会社を拡大していく上で、全く同じ社名が国内に44社もある時点で、

「遅かれ早かれいつかは社名を変えざるを得なかった」という方が正しいでしょう。

 

「そもそも最初に起業するときになぜわからなかったのか?」

と言われてしまえば本当にその通りなのですが・・・、

当時は同じ社名が複数社あることのデメリットやリスクなど全く考えもせず、勢いで会社名を決めてしまいました。

当時の私は、起業したのも勢いだったので、社名を決めることも起業することも、あまり後先考えない24歳の若者だったんだと思います笑

 

そしてもう1つの理由が、

「事業内容とミッション・ビジョンと社名を一致させたかった」

からです。

 

まず背景からお話すると、

当社は、2017年8月創業以来一貫して、コマースを成功に導くための事業を展開して参りました。

 

創業から約7年間、これまで多くのEC事業者様を支援していく中で、

Eコマースの川上から川下まで支援範囲が広がっていったり、規模・業種も広がっていったり、

SaaSプロダクトやソリューションサービスが増えていくことはあっても一度もコマース領域から軸足をぶらしたことはありませんでした。

 

そして今後も事業ドメインをコマース領域に軸足を置き、

「コマースを成功に導き、コマースにとってなくてはならないインフラになろう」

そう決めました。

 

それに伴い、ミッション・ビジョンを制定致しました。

 

  • ミッション:コマースを成功に導く
  • ビジョン:ECのインフラになる

 

今は支援範囲がEC(=電子商取引)のため、

ビジョンを「ECのインフラ」にしておりますが、

ECのインフラを達成したら、いずれEC(=電子商取引)だけでなく、

いよいよコマース(=商取引)全体の「コマースのインフラになる」にビジョンを段階的にステップアップしていきたいと思っております。

早くそうしたいのは山々ですが、まずはECのインフラにならないといけないので、それだけでも長い道のりになりそうです・・・!

ECのインフラになるという壮大なビジョンを実現できただけでも、おそらく時価総額1兆円、2兆円と豆腐のように数えられる企業価値になりますから。。

 

ミッション・ビジョンを決めた以上、

私は、あれもこれも色々な事業に手を出すのではなく、

「コマースから軸足をぶらさない」とある意味、選択と集中の覚悟を決めました。

 

コマース領域において世界一のECプラットフォーマーとなり、ECのインフラになるという目指すべき旗を掲げたため、

それらに「ふさわしい社名にしたい」という思いが日に日に強くなって参りました。

 

なので、前々から社名を変更したいという思いはあったものの、

社名を変更するのは大変そうだし(本当に大変だったのでもう二度と変えたくない・・・)、

愛着もあり、せっかくディールという社名をEC業界に覚えてもらったのに、もったいないという思いもあり、

なかなか踏み出せずにいました。

 

ですが、「それでも変えたい。もう我慢できない。」そう思ったタイミングが7月だったということです。

 

ディールという社名は、設立から7年もの間、役員、従業員、取引先含め多くのステークホルダー共に長く慣れ親しんできた大切な社名であり、

累計EC支援実績も400社を超え、

お陰様でEC業界内である一定の認知度や信用を獲得することができました。

 

しかしながら、同一の「株式会社ディールという社名が日本に44社もある(これが一番の理由)」ことや、

事業内容やミッション・ビジョンと社名が一致しずらいことなど、

総合的な判断により、7年間も一緒に駆け抜けてきた大切な社名というのもあり苦渋の決断ではあったものの、

7周年となるこの節目に、新社名を2024年7月1日に「株式会社コマースフォース」に変更する決議を致しました。

 

起業してから、最大の意思決定だったかと思います。

 

新社名のコマースフォースは、

和訳すると、

「コマース(commerce)は商取引」

「フォース(force)は力」

という意味があります。

 

「コマースの力=コマースの黒子」として、

「コマースを成功に導き、ECのインフラになる」というミッション・ビジョンが新社名には込められています。

 

また、当社の事業内容がコマース支援であることからも、

今後もEC総合支援企業として、

「より多くのコマース事業者を成功に導くためのプロダクトやサービスをこれからも提供し続けることで、コマースのインフラとなる」

というミッション・ビジョン・事業内容とリンクした社名となっております。

 

コマースフォースという社名を聞いて、

誰でも、簡単に、すぐに、この会社はどんな事業をやっている会社なのかイメージしやすく、

かつミッション・ビジョンとリンクした社名となっております。

 

逆にこの社名にした以上、コマースと全く関係のない事業はしずらくなくなります。

でも、それでいいと思っています。

 

限られた経営資源の中で、最短距離で壮大なビジョンを実現させるためには、

あれもこれもやっていては時間がいくらあっても足りません。

 

“何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい。”

スティーブ・ジョブズの言葉です。

 

“余計なことはしない。うまくいくと色んなことをしたくなる。でも僕たちは得意分野以外には手を出さない。必要なことだけに集中する。”

ZOZOの前澤さんの言葉です。

 

やることを決める以上に、私はまず「やらないこと」を決めました。

 

「やらないことを決める」って、やることを決めること以上に、

とても勇気がいることですよね。

 

起業家って色々やりたくなるんですよ笑

でもそうすると、どれも突き抜けることができず、中途半端になってしまったり、色々な事業に手を出しすぎて失敗していった会社もたくさんあります。

 

私は、コマースフォースを、突き抜けた会社にしたい。業界内でインフラになるぐらい。

 

だから私はまず、「コマースから軸足をぶらさない」と決めました。

つまり、社名をコマースフォースにした時点で、「コマース以外はやらない」と覚悟が決まった。

 

コマースフォースという社名のおかげで、

私が思いつきでコマースとは全く関係のない別の事業を始める心配もなければ、

相乗効果が見込めないコマースとは全く関係のない会社を買収し始める心配も、

不得意な事業を始めてしまう心配もありません。

社名がある意味抑止力となって、コマースを成功に導くことだけに全集中できています。

 

また、今回はコーポレートロゴのデザインにも非常にこだわりました。

コーポレートカラーは創業期からの旧社名と同色のピンク色を採用し、フォントも変えました。

更に今回の新社名ではロゴタイプだけでなく、コマース(commerce)を表現したシンボルマークのイラストを当社デザイナーが自社オリジナルで制作し(商標登録済み)、シンボルマーク(図)+ロゴタイプ(文字)のコーポレートロゴに仕上がりました。

 

 

 

フォントも変更し、「C」のシンボルマークも相まってロゴが可愛いと社内外から評判です。

 

▼コマースフォースのシンボルマーク

 

まさにコマースフォースらしいロゴに仕上がったと思います。

私の期待する“コマースフォースらしさ”をデザインするのは非常に大変だったと思います。

正直、期待以上の仕上がりでした。

当社のデザイナーはほんと天才です。

 

コーポレートロゴのシンボルマークは、当社の「UGCクリエイティブ」、「ECチャットボット」、「ECキャスティング」などのサービスロゴにもシンボルマークを採用しています。

 

 

新コーポレートロゴ、サービスロゴのダウンロードにつきましては、プレスキットにてダウンロードしてご利用くださいませ。

 

また、CI(コーポレートアイデンティティ)のリブランディングを記念し、コマースフォースのオリジナルグッズを制作しました。

このグッズも当社の社員がオリジナルでデザインしてくれました。

ロゴもグッズもすべて内製化でデザインするところが、クリエイティブ力を強みにする会社としての底力ですね。

社内外に向けて一新したCIの認知を促すために、名刺をはじめ、封筒やクリアファイル、Tシャツ、パーカーなど、ロゴマークを象徴するCIリブランディング記念品の製作を行いました。

 

 

記念品でもあるコマースフォースのオリジナルグッズですが、

社内外問わず様々な方に購入いただけるように、

近日中にコマースショップ(仮)のECサイトを公開予定ですので、乞うご期待くださいませ。

 

“株式会社コマースフォース”

この社名に恥じない会社にしたいと思います。

ステークホルダーの皆様、コマースフォースを今後とも何卒よろしくお願い致します。

 

株式会社コマースフォース
代表取締役社長 小野瀬 冬海