「適切なバス(会社)に乗る(入る)」話をしたいと思います。
どこかの本で読んだのですが、人間の種類には、
「間違ったバスに絶対乗らない人間」
「間違ったバスにしか乗れない人間」
「間違ったバスに乗ったと思ったらすぐに引き返せる人間」
「間違ったバスと知りながら乗り続ける人間」
この4つのタイプがあるそうです。
皆さんはどのタイプですか?
当然、
「間違ったバス(会社)と知りながら、乗り続ける(働き続ける)」のは、
本人も会社もどちらも非常に辛いと思います。
お互い、違う方向を向いていて、ミスマッチの状態です。
これではどちらも不幸なままです。
そのため、理想は「間違ったバスに絶対乗らない人間」、
即ち「適切なバスに乗る(最初から自分に合う会社を選ぶ)」ことが大事だと思います。
人には、適材適所というものがあると思います。
例えば、前職で素晴らしい結果を残した人が、他の会社でも同じように活躍できるかといったら、そうではありません。
確かに優秀な人はどこの環境にいっても、
活躍するだけの能力があるとは思いますが、会社は「人」がいる以上、
やはり、そのカルチャーに“合う、合わない” があるのです。
適切なバスに乗れば、会社とカルチャーフィットして、
会社や仲間がどんどん好きになり、
活躍して、どんどん昇格していくという成長スパイラルに乗ることができます。
まさに、信号のない「高速道路」を渋滞せずに気持ちよくスイスイ走っている状態。
そして、「間違ったバス(会社)に乗ったと思ったらすぐに引き返せる人間」になる勇気も時には必要だと思います。
最近、前職の会社に行く機会があり、たまたま同期に遭遇しました。
その同期は、一度その会社を退職したのですが、また戻ってきたようです。
戻ってきた理由は聞いていませんが、前のバスに戻る(合う会社に戻る)という選択は、新しい働き方だなと思いました。
世の中では、一度辞めた会社にまた入る社員のことを、出戻り社員というそうです。
ちなみにディールも「出戻り社員制度(カムバック制度)」という制度がございます。
過去にディールを退職した従業員を対象に、「いつでも是非ディールに戻ってきておいで」と歓迎する制度です。
退職理由は様々なので、この出戻り社員を歓迎するカムバック制度に、退職理由は問いません。
私にとって辞めていった社員もずっと仲間だと思っていますので、「やっぱりディールでもう一度頑張りたい」「ディールで働く仲間が好きだ」ともし戻ってきてくれたら私はとても嬉しいです。
一度そのバスを降りた人が、色々な会社を経験してみて、「やっぱり一番自分に合う会社はここだった」と行き着くのも、面白いバス旅(キャリア)だと思います。
まさにこのタイプは「間違ったバスに乗ったと思ったらすぐに引き返せる人間」なのでしょう。
しかし、バスを降りるということは、何も間違った場合のみだけではありません。
私はこれを 卒業 と呼んでおります。
実際、私自身2度、会社を卒業しております。
「テモナ」というバスに乗り、
「サイバーエージェント」というバスに乗り換え、
「ディール」というバスを創りました。
今でも前職の会社の価値観にとても共感しており、
一緒に働く仲間も会社もお客様もとても大好きです。
それでも、自分の夢を叶えるために「バスを卒業する」という選択を2度しました。
「自分に合うバス」でありながらも、円満にバスを降りることを、
世の中では「円満退職」と言います。
なので、「バスの降り方」はとても大事だと思います。
このバスの降り方(会社の辞めかた)次第では、
現在の私のように、前職の会社と一緒にお取引させて頂いたり、
セミナーに呼んでいただいたり、
前職でお世話になった先輩方と飲みに行ったりなど、
古巣との関わり方 が大きく変わってくるのだと思います。
また、先ほど触れた私の同期のように「成長してまたそのバスに乗る」という選択肢も出てくるのではないでしょうか。
もちろん卒業と言ってもらえるためには、
「在職期間中、突き抜けた成果を出し続け、会社に大きな貢献をした上で、社内からの人望もあり、引き継ぎも最後までしっかりとした場合」に限ります。
そうなれれば、それに越したことはありませんが、誰もがそうなれるわけではありません。
むしろ合わないバスに乗り続けて、我慢し続けるぐらいなら、潔くバスを降りることも、ある意味正解だと個人的には思います。
この辺りは、本人の生き方次第であり、「自分はどうしたいのか」だと思います。
バスに降りてもその人の人生は続くわけで、バスを降りることは決してマイナスなことではなく、
「違うバスに乗るため(合う会社に入るため)のスタート」として捉えてみても良いのではないでしょうか。
なので、やはり「適切なバスに乗る」ということは、会社側にとっても、働くすべての従業員にとっても、
お互いにとって、とても大事なことだと思います。
ディールの場合でしたら、やはり「ディールっぽい人」かどうかを大事にしています。
当たり前ですが、会社は、“優秀な人” ではなく “活躍してくれる人” が必要なのです。
どんなに過去の経歴が素晴らしくても、優秀でも、
ディールに合わなければ、せっかくの能力を発揮できず、活躍することができません。
ディールのカルチャーに合う人がのびのびと成長し、活躍していくことが、
社員にとっても会社にとっても、とても重要なのです。
ベンチャーマインドがあるのは大前提として、その上で、
まず私の価値観(社長の価値観)に合うのかどうか、
そして企業理念、行動指針に共感し、
自分はディールの価値観に合うなと思った人は、
適切なバスに乗って大活躍するために、是非エントリーしてください。
また、今回は会社を「バス」に置き換えてお話しましたが、
以前、ワンピースの「船」に置き換えたブログを書いたことがあります。
バスに例えたり、船に例えたりと、私はたとえ話が好きなのかも知れません(笑)
よろしければ、「船」のブログも御覧ください。
▼『ベンチャーとはまるでワンピースのようだ』
https://commerceforce.co.jp/?p=5413
株式会社ディール
代表取締役社長 小野瀬冬海
「インフルエンサーと顧客(D2C)を成功に導く」
D2C向けSaaSのサブスクリプション型インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「ECキャスティング」
https://ec-casting.com/